○アパレル
アパレル(apparel)とは、衣服のことである。また靴やアクセサリーなど、服飾全般を指すこともある。日本では、アパレル・メーカーの略語としても使用されている。アパレル・メーカーとは、衣服(特に既製服)の企画、製造、販売を行っている企業のことである。
そもそも、アパレルとは既製服のことを言う。そして、その既製服を作るためにはまず、デザイン、そして縫製、出来上がった洋服の流通、販売という流れで消費者の手元に届く。そして、アパレル産業というのは、この流れの中に関わる企業とその事業について指すことが多い。
アパレルとは一言で言っても、アパレルメーカーの扱うものは、婦人服、紳士服、子供服と対象者も多岐にわたり、さらにその対象者それぞれにも目的別に手にする洋服は異なるため、それぞれの消費者のニーズに応えるためにアパレル産業は非常に多岐に渡っている。そのため、1つのアパレルメーカーでもそれぞれに生産ラインを変えて対象者別に別々のブランドとして製品を売り出しているところも多い。現在ますます消費者のニーズは細分化されている。
アパレルの形態もどんどん変わってきており、今まではデパートや洋服の小売店での購入をする人が多かったが、最近では車社会の為、郊外に大きな駐車場を備えたショッピングセンターを展開させているアパレルメーカーも出てきた。ここでの利点は、アクセスしやすく、さらに手ごろな値段で様々な種類の洋服を手に入れることができることだ。
発展をし続けているものの、現実には非常に難しい産業であるアパレルメーカー。洋服は特に婦人服では流行の変化が早いため安定した産業とは言えない。
現在では中国などの海外で低いコストで製造ができるため、海外で製造され、格安の価格で販売されることもごく当たり前となっている。国内の製造量は年々減少していく一方で、縫製などの下請け業者は厳しい経営を迫られている。
ファッションのジャンルがどんどん細分化されつつある今、アパレルはそろそろ飽和状態になりつつある。
アパレルメーカーは今のままでは安い輸入品などに押されて産業自体が縮小してしまう。今後、生き抜いていくためには、デザインだけでなく、新素材などの開発努力も今後ますます必要になってくると思われる。アパレルメーカーは世の中に先駆けて様々な技術を開発していかなくてはならない。
流行の入れ替わりがますます早くなっている今、消費者はその流れに非常に敏感になってきている。今後のアパレル業界を生き残っていくためには、ますます消費者ニーズにすばやく応える身軽さが必要となると思われる。

