○アパレル MD(マーチャンダイジング)
MD(マーチャンダイジング)とは、シーズンのトレンドや市場の動きを観察しながら「何が売れるのか」を予測し、売れ筋を作り出す仕事。
仕事内容は大きくわけると「調査」「企画」「生産」の3分野があり、市場調査やトレンド調査で得た情報をベースに商品企画を立案し、見本をつくって展示会を開き、顧客からの注文を受けて生産に入るというのが一般的なマーチャンダイザーの業務の流れ。
各企業によってMDがおこなう業務分担は異なる。
ここで一般的なMDの仕事の内容を細かく区切り記載してみよう。
*企画
企画とは自ら市場調査やトレンド調査で得た情報をベースに商品企画を立案し、サンプルをつくる作業であるが、デザイナーズブランドのMDの場合は、情報ベースをもとに企画(デザイナー)やテキスタイル等と話し合いのもと、売れ筋商品の企画をおこしてもらう作業が重要な役目となる。
自ら企画をおこす場合はもの作りの知識が必要となる為、企画や生産者と生地屋や工場などに出向き、もの作りの現場を見たり、打ち合わせしながら新しいものを作りだす知識を得たりする。
そうして得た知識をもとに、生地の開発・色だし・デザイン・指示書の作成など、企画と打ち合わせしながらサンプルの作成をする場合もある。ほぼ企画同様の仕事内容をこなすことになる。
*生産
生産とは、企画をおこしてできあがったサンプルを市場に流す為に量産する作業のことをいう。量産用の生地発注・工場決め・原価調整・納期管理・納品前検品を一貫しておこなう。企業によってはこの作業もMDがおこなうところもある。
*値決め
サンプルをつくった際にあらかたでた原価を元に、いくらで店頭で売るか価格を決める。生産する枚数によっても原価はかわるため、生産枚数も考慮の上値決めをおこなう。値段の設定により、利益のでかたもかわってくる為慎重に行われる作業でもある。
*納期決め
出来上がったサンプルをみて、1枚1枚アイテムの納期を決めていく。基本的に春夏・秋冬を2シーズンにわけてアイテム構成を考え納期を決めていく。
*数決め
展示会受注後に生産枚数を割り出し、型ごとカラーごとに生産枚数を決める。受注より売れそうなものは上乗せして生産し、反対に受注より売れなさそうなものは減産する作業もおこなう。
*数字管理
MDは半期〜通年を通して、ブランドの予算に合わせて月ごとの生産金額を調整し数字の管理も行う。
またシーズンごと、月ごとのアイテムの売上枚数や金額などのデータも管理し、次回の生産計画に役立てられるようにデータ分析も行う。
このようにMDとは様々な仕事内容があり、もの作りからお店に商品が届いて売れるまでの一貫した内容を把握しておかなくてはならない。
ブランドの要ともいえる職種といえる。

